プロジェクト概要
ジェネラル・サービシーズ(GSI)は、大前研一氏を創業者として2002年に設立。X-BPO(クロスボーダーBPO)の先駆けとして、日本企業の営業事務、経理、人事、総務などのバックオフィス業務の運用を行いました。自らが業務を運用することで得た経験と知識を活かし、変革実行までをクライアントと共に進める実践型のコンサルティングサービスを提供しています。
「バックオフィスのコンサルティング」として日本有数の実績、特に「総務」のオペレーションについては日本随一の知見を有しているGSI様ですが、「バックオフィスコスト削減」という文脈での企業認知にとどまってしまい、一定の規模以上のクライアントにはその文脈が響くものの、それ以外の企業への認知度が広がらないという課題感がありました。
「バックオフィスの改革」という事業における、短期的かつわかりやすいバリューは「コスト削減」であるものの、その実は、バックオフィスを起点として、生産性の高い組織への変革実行までを行なうコンサルティングファームである、という点が、GSIの強みでした。その本質的価値をあらためて定義し、経営目標に明文化して据えたうえで、社内外に認知させるためのコンサルティングプロセスを実施しました。
プロセス
代表者様からのヒアリングを中心に、自分自身のビジョンや現状の経営状況、さらに日本で得た知見をフレームワーク化しグローバルに進出するという将来像、それに向けての課題感、等を中心にリサーチを行いました。
事業の本質的価値、さらにその延長線上にある経営ビジョンをもとに、経営目標を「Make General」という言葉の開発とともに、再定義しました。また、役員や現場のエースプレイヤーを始め、重要ステークホルダーからの半構造化インタビューを実施。社内外の情報流通構造を理解した上で、策定した経営戦略にもとづくCIを開発。
CIを伝達するツールとして、VI(企業ロゴ、ビジョンのビジュアライズ)開発、内部向けには経営発表資料、外部向けにはコーポレートサイト、採用サイト開発を行いました。