企業認知を社内外でアップデートする：ロゴリニューアル/ブランディングプロジェクト

マップマーケティング株式会社の企業ロゴリニューアルを通じた、企業ブランディングを実施しました。

マップマーケティング株式会社は、エリアマーケティングを支援するGIS（地理情報システム）を提供する、GIS業界のトップランナーです。会社設立から20年を迎え、海外への進出、インストール型からWeb、クラウドへとシステム提供方法も変わろうとするなど、大きな変化を遂げつつあります。
今回のロゴリニューアルプロジェクトは、採用強化など様々なコンテクストを背景に持ちつつ、会社の今の正しい姿を内外に伝える＝「会社の内外認知をアップデートする」プロジェクトとしました。
プロジェクトは「ステークホルダーからの情報インプット」を経た上で、「社内巻き込み・ワークショップ」と「企業ロゴ・ブランドDNA開発」を併走させる形で実施しました。

ステークホルダーからの情報インプット

プロジェクト実施にあたっては、代表を初めとする、主要ステークホルダーからのインタビューをもとにした情報インプットを実施。
会社の現状、製品・サービス・体制が持つ強み、今後の事業計画などをヒアリングし、アップデートするべき要素の抽出を行いました。

社内巻き込み・ワークショップ

今回のプロジェクトは、会社に対する社内認知をアップデートする役割も担っていたことから、社内メンバーを巻き込む「コ・デザイン」のプロセスを取りました。
プロジェクトの初期段階からオフィス壁面に「プロジェクトポスター」を貼り、積極的にメンバーにプロセスを開示。ポスターは「プロジェクト開始の告知」と「自社を説明するキーワードについての意見収集」、「ロゴ候補案の投票」と3回に分けて掲示し、ポストイットでの情報提供を求めるなど、社内メンバー個々の声が集まるよう参加を促しました。
プロジェクト中盤には、「wevox values card」や「体験作文」を用いた、企業理念と自分の仕事との紐付け／当事者化を行うワークショップを開発。テストプレイの後、ワークショップ手順とともに納品しました。

企業ロゴ・ブランドDNA開発

併行して、企業ロゴの開発も行いました。企業ロゴについては、ステークホルダーのヒアリングを踏まえて方向性を定めながら、「コ・デザイン」のプロセスで社内メンバーから集まった声を取り入れて開発。最終的に3つの候補をポスターで掲示し、社内メンバーからの投票が最も多かった案に決定しました。
シンボルマークには、同社のGIS「TerraMap」の強みであるポリゴン機能を想起させるモチーフを採用。技術に裏付けられた信頼感と、ユーザーフレンドリーな機能の両面を伝えるために、温かみのある青色を使用しました。

企業ロゴの開発と合わせて、「企業ブランドDNA」のドキュメント化も実施。「企業ブランドDNA」は、ロゴ使用の際のレギュレーションのみならず、今後の事業計画を踏まえた企業・サービスの位置づけからパーソナリティ化、打ち出すべきイメージの定義など、ブランドアーキテクトを含めたガイドラインの策定まで行い、社内に展開しました。