UNCOVER TRUTH 様の、CI（コーポレートアイデンティティ）構築、およびコーポレートWebサイトのリニューアル制作を行いました。

本プロジェクトについて

UNCOVER TRUTH は、自社プロダクトであるヒートマップツール「USER DIVE」を用いたWeb解析や、KPIのブレークダウンをもとに事業・サービスのグロースにコミットする施策を提案・提供しています。最終的に提供するサービス内容が課題や事業によって異なる、また、提案できる施策が幅広いことから「サービス価値を正しく伝えることが難しい」という課題を持っていました。
対外ステークホルダーはもとより組織内においても、あらためてUNCOVER TRUTHが持つバリューを明らかにし、伝達していくことが、今回のプロジェクトの主テーマとなりました。

CI構築

組織が提供するサービスは、組織の目指すミッション・ビジョン・バリューと紐付いています。そこで今回は、UNCOVER TRUTH が目指すものをあらためてヒアリングすることからスタート。同時に、サービス伝達の困難さから生じている諸課題（マーケティング課題、組織編成課題）においてもヒアリングを実施。結果的に本プロジェクトは、すでに立ち上がっていた複数の課題解決プロジェクトを横断するプロジェクトとなり、「組織課題」に対して総合的にアプローチするプロジェクトとして進むこととなりました。
ヒアリングによるインプット後、経営陣および主要ステークホルダーが参加する経営会議に全2回参加し、DONGURIがファシリテーターを務めさせていただきました。経営会議においては、

課題の構造化の実施
同時多発的に進行していたプロジェクトのマッピング
ミッション・ビジョン・バリューの基礎となる「想い」の言語化
サービス価値の整理
マーケティング戦略との接続

などを行い、建設的なディスカッションと合意形成の場として機能するようサポートしました。
次に、経営陣を中心にサービス価値の最終的な言語的ブラッシュアップを行い、MI（マインドアイデンティティ）として「ユーザー主導の世の中へ」という言葉を開発・ローンチいたしました。また、MIを実現し組織文化として定着させていくために、社内行動指針の開発も実施。言語化された行動指針は、後に社内Slackを通じての浸透施策につながりました。

企業ロゴの開発

引き続き、MIを象徴し、社内外に打ち出していくためのVI（ビジュアルアイデンティティ）の構築に着手。企業ロゴ（ロゴマークおよびロゴタイプ）を開発いたしました。企業ロゴは、組織文化の象徴としての役割、また組織が属する市場のプレイヤーとしての印象を形作るなど、様々な役割を担うものとなります。今回のUNCOVER TRUTHの企業ロゴにおいては、提供するサービス価値を考慮し、テクノロジーツールと人の手が双方存在することを印象づけるデザインとしました。

Webサイト構築

コーポレートサイトには、今回再定義されたサービスバリューを正しく伝えるとともに、自社マーケティングにおける主要チャネルとして機能することを期待されていました。Webサイトのビジュアル設計においては、VIをベースとし、テクニカルな緻密さと人の手が介在することの大胆さを意識して表現。また情報構造では、組織価値観であるMIからサービス内容、組織文化と順を追って理解できるように設計しました。
今回の肝であるサービスをコンテンツ化していく過程では、サービス価値を正確に伝えるために、表現、情報構造、言語、ビジュアルごとにディスカッションを繰り返していきました。単にヒートマップツールの提供や解析やPDCAだけではない、クライアントの事業KPIへの深いコミットと柔軟な対応、提供施策の幅の広さというUNCOVER TRUTHのサービス価値の真骨頂を伝えるためのコンテンツに落とし込んでいます。

https://www.uncovertruth.co.jp/